ヒートショックの原因とは
2025/09/01
急激な温度差によって血圧や脈拍に大きな変化が起きる「ヒートショック」は、入浴時やトイレなどで起こりやすいとされています。
しかし、具体的な原因についてはご存じない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヒートショックの主な原因について詳しく解説します。
ヒートショックの原因とは
急な温度変化
ヒートショックは、暖かい部屋から寒い場所へ移動したときに起こる血圧の急上昇が、引き金となるケースが多いです。
逆に、寒い脱衣所から熱い湯船に入る際には血圧が急低下しやすく、どちらの変化も心臓や脳に大きな負担をかけます。
寒暖差が激しい環境下では、血管が収縮や拡張を繰り返し、循環器系が混乱しやすくなるため注意が必要です。
室内の温度管理が不十分な住宅環境
家の中の温度差が大きい構造も、ヒートショックを引き起こす要因です。
リビングは暖房が効いていても、脱衣所や浴室・トイレなどは冷えたままという住宅は少なくありません。
断熱性の低い住まいや暖房の使い方に偏りがある家庭では、ヒートショックが発生しやすい状況が生まれます。
高齢や持病による血管・心臓への負担増加
年齢を重ねると血管が硬くなり、温度変化に対する柔軟な反応が難しくなるでしょう。
高血圧や生活習慣病などを抱えている人も、血流の調節がスムーズにいかず、ヒートショックを引き起こすリスクが高まります。
若い世代よりも温度差に対する耐性が低く、急激な環境の変化が、命に関わる事態につながる可能性も否定できません。
まとめ
ヒートショックは、血圧の変動を引き起こす寒暖差や室内の温度管理の不備・年齢や持病といった体調要因が主な原因です。
室内の温度差を最小限にするためにも、住まいの見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
大分にある『株式会社あらかね住建』は、リフォーム事業で快適な住環境をサポートする会社です。
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